2007年 04月 22日
さぁてこの話どこへ向かうのか
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Excite 経済ニュース : <TBS>楽天の株主提案、役員会で協議 来週、防衛策議論
楽天、TBS株買い増し20%超へ--三木谷氏と増田氏の社外取締役提案も - CNET Japan
結局楽天側が業を煮やした、ということだろう。だいたい業務提携協議などというものはいわば時間稼ぎの方便だったわけで、元々TBS側はまるでやる気がなく、この時間を稼いだ間にTBS側は買収防衛策を整備してしまったわけだ。楽天は一気にやってしまった方が良かったのだろうが、ライブドアVSフジテレビの逆風を押し切ってまではやれなかったのだろう。このへんの三木谷氏のバランス感覚が仇になったのであろうが、結局は再び強攻策に出ざるを得なくなったわけだ。
何故三木谷氏がここまでTBSに固執するかと言えば、「TBSに手を出したのは誤りだった」という市場の評価を恐れている、ということだけなのではないかと思う。しかしこの評価の分れ目は、彼の実業家生命を左右するまででかくなってしまっているから引っ込みがつかないのである。引っ込めば彼の実業家生命に赤信号が灯るのだ。すなわち「どこまで本気でメディアを買収したいのか」については私はクエスチョンマークをつけざるを得ない。
ITバブルはとっくにはじけていて、イケイケだったIT企業の多くが今苦しんでいる。楽天はメディア買収に活路を見出したわけだが、ホリエモン的雰囲気に乗っていた事実は否めないだろう。ただ、今のところ楽天の評価は、このTBS買収劇のおかげで高く保っていられるわけだ。だからこれが「失敗だった」とはっきりすれば、楽天の評価は地に落ちることになる。時価総額経営をしている企業は、市場の評価が地に落ちると同時に死を迎えるのである。
今後もこうやってことあるごとにイベントを演出しないと市場の評価を保つことは困難だろう。私はむしろ「次の一手」をどう打つのか、その方に興味がある。
楽天、TBS株買い増し20%超へ--三木谷氏と増田氏の社外取締役提案も - CNET Japan
結局楽天側が業を煮やした、ということだろう。だいたい業務提携協議などというものはいわば時間稼ぎの方便だったわけで、元々TBS側はまるでやる気がなく、この時間を稼いだ間にTBS側は買収防衛策を整備してしまったわけだ。楽天は一気にやってしまった方が良かったのだろうが、ライブドアVSフジテレビの逆風を押し切ってまではやれなかったのだろう。このへんの三木谷氏のバランス感覚が仇になったのであろうが、結局は再び強攻策に出ざるを得なくなったわけだ。
何故三木谷氏がここまでTBSに固執するかと言えば、「TBSに手を出したのは誤りだった」という市場の評価を恐れている、ということだけなのではないかと思う。しかしこの評価の分れ目は、彼の実業家生命を左右するまででかくなってしまっているから引っ込みがつかないのである。引っ込めば彼の実業家生命に赤信号が灯るのだ。すなわち「どこまで本気でメディアを買収したいのか」については私はクエスチョンマークをつけざるを得ない。
ITバブルはとっくにはじけていて、イケイケだったIT企業の多くが今苦しんでいる。楽天はメディア買収に活路を見出したわけだが、ホリエモン的雰囲気に乗っていた事実は否めないだろう。ただ、今のところ楽天の評価は、このTBS買収劇のおかげで高く保っていられるわけだ。だからこれが「失敗だった」とはっきりすれば、楽天の評価は地に落ちることになる。時価総額経営をしている企業は、市場の評価が地に落ちると同時に死を迎えるのである。
今後もこうやってことあるごとにイベントを演出しないと市場の評価を保つことは困難だろう。私はむしろ「次の一手」をどう打つのか、その方に興味がある。
by mo_ura
| 2007-04-22 22:35
| 社会